2017年8月31日木曜日

某松さん


最終話の作画が終わって久しい。

各話作監担当者の中では多分、最多ではなかったか?
(専門学校絡みでも「あれの作監やってます」は最近に無い反響を呼んだ)

担当の原画範囲は全てデジタル作画(LO原画のみで紙出力)で通せたのは大きな成果だった。
使える箇所にはモデリングから3DCG(六角)を駆使しして背景原図等も作成した。
(あくまでも原図であって、完成映像へ直に反映されていない)
CSPにアニメーション機能が搭載されたタイミングも良かった。
拙以外にも自発的にデジタル作画で原画を提出したアニメーターも数名居たので、
デジタル作監も実行できた。(紙出力)

そう、どの段階でも紙媒体の介在があり、デジタル作画とは云い難い部分もあるが
何しろ、演出が全員アナログ処理にしか対応できてないのがネック。

10年前の東映アニメもそうだったけど、演出層がデジタル化妨げの足を引っ張ってる。

ま、このシリーズは色々な事が有って、放送前の印象(単に焼き直しで暗い)とは裏腹に
異常な評判を取って続編が決まっている。

依頼も来ていて、現在二期の2本目の作画中だ。